王祇祭

王祇祭

豆腐焼の作業「王祇祭」の名称は昭和の戦後以降であり、もとは「正月の神事」・「旧例祭」と称し、俗称「豆腐祭(とうふまつり)」と呼びます。
12月15日「霜月殿祭」六所神社(春日神社の元地)の祭と王祇祭の安全祈願
1月3日両座それぞれ「興行」(「面座」とも)座員の総会
1月4日以降役者はほぼ毎夜稽古
1月17日「十七夜祭」当屋当人の国司決定。以降氏子等は奉納金持参し当屋に
1月29日「降神祭」榊屋敷の遊の庭で神事を行う
1月30日「酒くらべ」酒の味比べ。神職は神社内に30日・31日と宿泊
1月31日「当屋遣い」当屋に奉納した氏子宅に振舞案内の口上をのべに行く
2月1日午前3時:「宮上り」当屋から王祇様を頂きに行く。当人は当屋で待つ。
午前6時:「王祇おろし」神殿から王祇様を出す
午前7時:下座当屋…王祇様布着せ→子供座→大人衆(座狩・当乞)→舞台設置
上座当屋…王祇様布着せ→大人衆(座狩・当乞)→子供座→舞台設置
午後6時:両座当屋演能開始
上座…大地踏→所仏則翁と公儀三番叟→脇能→中入
下座…大地踏→公儀翁と所仏則三番叟→脇能→中入
中入に合わせて下座から上座へ「暁の遣い」
中入後…両座:狂言→能→狂言→能→狂言→能→狂言→祝言能
棚上り尋常2月2日午前6時:下座王祇様当屋出発→榊屋敷に入り上座の「七度半の遣」を受ける
上座王祇様当屋出発→「七度半の遣」を送り、遊の庭で待機
午前8時:両座揃って宮上り→朝尋常→ご祈祷
→上座脇能→下座脇能→両座立合で大地踏と所仏則の翁・所仏則の三番叟
午後2時:棚上がり尋常→神前で当人と神職が三三九度→餅切り尋常→布剥ぎ尋常
午後4時過ぎ終了→来年の当屋(受当屋)を祝う

2月1日・2日の詳細は…桜井佳乃氏『王祇祭を見る』を参考にしてください。
王祇会館にあります。

王祇祭はもともと4日間の祭でした。慶安4年(1651)に生活の困窮から経費節減
のため2日間に短縮され、享保20年(1735)4日間に戻すが、延享4年(1747)
再び短縮します。1日・2日の当屋を脇当屋、3日・4日の当屋を本当屋と言い、現在も
本当屋の2日間の祭として行っています。4日間の名残は「当乞」に現れています。

春日神社での演能は3月23日祈念祭・5月5日例大祭・11月23日新嘗祭
奉納演能として7月15日羽黒山花祭・8月14日(当初は15日)荘内神社
イベントとして2月最終土曜日「蝋燭能」春日神社・王祇会館
7月最終土曜日「水焔能」櫛引赤川河川運動公園

王祇会館館長 上野由部 記

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